〜S45C熱間鍛造・耐摩耗性と寸法精度の両立〜
トラック・トランスミッション用「シフターヘッド」
製品概要(Introduction)

ドライバーの意思をギアに伝える、トランスミッションの要。
スムーズな変速操作を支える、高精度鍛造シフターヘッド
シフターヘッドは、トラックのトランスミッション(変速機)内部において、シフトレバーからの操作力をシフトフォークやレールへと伝達し、ギアを切り替えるための駆動部品です。
頻繁なシフトチェンジによる衝撃と摩擦にさらされるため、製品には「高い剛性」と、摺動部(こすれる部分)の「耐摩耗性」が不可欠です。
森井では、機械構造用炭素鋼(S45C)を熱間鍛造することで、鋳造品を凌駕する強度を実現。月産1,000個の量産体制で、重要保安部品としての安定した品質と納期をお約束します。
森井の技術的強み(Technical Advantages)
量産部品に求められる「品質安定性」と「コストメリット」
鍛造+熱処理による「優れた耐摩耗性」
シフターヘッドは常に他の金属部品と噛み合い、摺動(スライド)しています。当社では、S45C材を鍛造で高密度化した上で、必要に応じて適切な熱処理(高周波焼入れ等)や表面処理を行うことで、表面硬度を確保。長距離を走るトラックのトランスミッション内でも、長期間ガタつきの出ない高い耐久性を実現します。
複雑形状を型打ち鍛造で再現する「ネットシェイプ技術」
ヘッド部分は、リンク機構と接続するための複雑な形状をしています。これをブロック材から全切削するとコストが跳ね上がりますが、当社は「型打ち鍛造」により、主要な形状をプレス工程で成形(ニアネットシェイプ)。切削加工の工数を最小限に抑え、月産1,000個クラスの量産において大幅なコストメリットを提供します。
スムーズな操作感を生む「寸法精度」と「仕上げ」
変速時の「ひっかかり」や「渋さ」を防ぐため、摺動面やボス穴の寸法精度管理を徹底しています。鍛造から機械加工までを熟知した工程設計により、スムーズなシフトフィーリングに貢献する高品質な部品を供給します。
製品仕様・対応スペック(Specification)
項目内容・対応範囲主要材質機械構造用炭素鋼(S45C)、クロム鋼(SCr)、クロムモリブデン鋼(SCM)等加工工程熱間鍛造(型打ち) → 熱処理(調質・焼入れ) → 機械加工(NC旋盤・マシニング)製品重量0.5kg(※写真は0.5kg仕様)|軽量品から数kgまで対応可能月産能力1,000個 〜 数千個クラスの量産に対応重要管理項目摺動面の面粗度、ボス穴の真円度・公差、焼入れ硬度主な用途トラック・バス用手動変速機(MT)、産業機械用ギアボックス、建機駆動部
解決事例・採用メリット(Solutions)
森井の「シフターヘッド」が選ばれる理由
鋳造品(ロストワックス等)を使用していたが、内部欠陥(巣)による強度不安がある。
【解決】「熱間鍛造」への切り替えにより、内部欠陥のリスクを解消。S45Cの鍛流線(メタルフロー)効果で、衝撃に強い信頼性の高い部品になりました。
月産1,000個規模の部品だが、加工精度とコストのバランスが取れる業者がいない。
【解決】森井は、この規模の中量産が最も得意な領域です。鍛造による材料費削減と、専用ラインに近い効率的な機械加工により、高品質かつ適正価格で安定供給します。
シフト操作時のフィーリングが悪く、摺動面の仕上げを改善したい。
【解決】鍛造後の機械加工や研磨、表面処理の工程を見直し、相手部品との相性を考慮した最適な「面粗度」をご提案・実現します。



